改正論点講義(監査論) 〜監査に関する品質管理及び倫理規則並びにグループ監査における特別な考慮事項〜

「グループ監査における特別な考慮事項」が試験範囲に含まれることが公表される前に、既に当講義をご購入された方につきましては、5月15日ごろに「グループ監査における特別な考慮事項」の教材が送付されますので、もう少々お待ちください。

当講義は、2つの講義により構成されています。一つ目は、「監査に関する品質管理」と「倫理規則」について説明する講義になっており、二つ目は、「グループ監査における特別な考慮事項」の概要について説明する講義になっております。

一つ目の講義では、令和3年11月に改訂された「監査に関する品質管理基準」や、令和4年7月に改正された「倫理規則」の改正内容などについて、図・具体例を用いて簡潔に解説します。

「監査に関する品質管理基準」の主な改訂点や「倫理規則」の主な改正点は、以下の通りになります。

 

1.品質管理

リスク・アプローチに基づく品質管理システムの導入

従来の品質管理基準においては、監査事務所が、あらかじめ定められた一定の品質管理の方針及び手続を策定し、運用することが求められていました。この点、今回の改訂では、監査事務所が、経済社会の変化に応じ、主体的にリスクを管理することで、質の高い品質管理を可能とするため、監査事務所自らが、品質管理システムの項目ごとに達成すべき品質目標を設定し、当該品質目標の達成を阻害しうるリスクを識別して評価を行い、評価したリスクに対処するための方針又は手続を定め、これを実施するという、リスク・アプローチに基づく品質管理システムが導入されました。

品質管理システムの構成要素

今回の改訂で、品質管理システムは9個の構成要素から構成されるようになりました(下線部が主な変更点)。

  • 監査事務所のリスク評価プロセス
  • ガバナンス及びリーダーシップ
  • 職業倫理及び独立性
  • 監査契約の新規の締結及び更新
  • 業務の実施
  • 監査事務所の業務運営に関する資源
  • 情報と伝達
  • 品質管理システムのモニタリング及び改善プロセス
  • 監査事務所間の引継
 

2.倫理規則

倫理に関する規則の体系の見直し

改正前の倫理規則では、倫理に関する規則が分散しており、複雑な構造で分かりにくく、一貫した理解が困難との声が聞かれたため、「独立性に関する指針」「利益相反に関する指針」「違法行為への対応に関する指針」を廃止し「倫理規則」に統合されました。

セーフガードの定義の見直し

改正前の倫理規則では、阻害要因を除去又は許容可能な水準にまで軽減するものをセーフガードとしていましたが、改正倫理規則では、阻害要因に対処するための対応策を「阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するために講じる対応策」と「阻害要因を生じさせている状況を除去するための対応策」に分け、前者をセーフガードとして定義するようになりました。

会員に期待される役割及びマインドセット

概念的枠組み(従来の概念的枠組みアプローチ)を適用する際に「探求心」を持つことが新たに要求されました。

審査担当者等の客観性

審査担当者及びその他の適切なレビューアーの選任によって生じる可能性のある客観性の原則の遵守に対する阻害要因に対処するための規定が新設されました。

報酬依存度、非保証業務

報酬依存度に関する規則及び非保証業務の提供における独立性に関する規則が強化されました。

   

二つ目の講義では、令和5年1月に改正された「グループ監査における特別な考慮事項」の概要について簡潔に解説します。

「グループ監査における特別な考慮事項」の主な改正点は、以下の通りになります。

 

グループ監査における特別な考慮事項

重要な構成単位の概念の廃止

従来の規定では、グループ監査チームは、金額的側面及び質的側面を考慮したうえで重要な構成単位を決定し、当該構成単位の財務情報に対して作業を実施するという、構成単位ベースで実施する作業を決定するというプロセスが採用されていました。この点、改正後の規定では、グループ監査人は、グループ財務諸表の重要な虚偽表示リスクを識別・評価し、当該評価した重要な虚偽表示リスクに対応する(リスク対応手続を実施する構成単位及びその構成単位で実施する作業の種類、時期及び範囲の決定を含む)という、アサーション・ベースで実施する作業を決定するというプロセスに変更されました。

手続を実施する範囲については、構成単位の手続実施上の重要性に基づき決定

従来の規定では、構成単位ベースで実施する作業を決定するというプロセスが採用されていたため、グループ監査チームが構成単位の重要性の基準値を決定し、そのうえで、構成単位の監査人が構成単位の手続実施上の重要性を決定し、グループ監査チームが構成単位の監査人が決定した構成単位の手続実施上の重要性を評価するという対応が行われていました。この点、改正後の規定では、アサーション・ベースで実施する作業を決定するというプロセスに変更されたため、グループ監査人が構成単位の手続実施上の重要性を決定し、当該重要性に基づいて、リスク対応手続を実施するというプロセスに変更されました。

 

2023年5月短答式試験及び8月論文式試験の突破に向けて、是非、ご活用ください。

 

監査論 レギュラー講義、圧縮講義、短答対策講義、論文対策講義を単科で購入している方は、当該改正論点講義は付随していますので、追加で購入する必要はありません。

 

担当講師

松本 裕紀講師

講義視聴期限

2023年8月末まで

発送教材

  • 改正論点テキスト 〜監査に関する品質管理及び倫理規則〜
  • 改正論点短答対策問題集 〜監査に関する品質管理及び倫理規則〜
  • 改正論点テキスト2 〜グループ監査における特別な考慮事項〜

講義配信開始時期

4月上旬配信予定

発送時期

・監査に関する品質管理及び倫理規則に関連する教材
ご注文後1週間以内に発送します。

・グループ監査における特別な考慮事項に関連する教材
初回発送:2023年5月15日以降 順次発送開始予定

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